■暴力革命の方針を堅持する日本共産党(警察庁)~警察と敵対してる党とかやばくない? PART1

●暴力的破壊活動を展開(昭和20年代)
2 「51年綱領」に基づく暴力的破壊活動を展開
  日本共産党は、同党の革命路線についてコミンフォルムから批判を受け、昭和26年10月の第5回全国協議会において、「日本の解放と民主的変革を、平和の 手段によって達成しうると考えるのはまちがいである」とする「51年綱領」と、「われわれは、武装の準備と行動を開始しなければならない」とする「軍事方 針」を決定しました。そして、この方針に基づいて、20年代後半に、全国的に騒擾事件や警察に対する襲撃事件等の暴力的破壊活動を繰り広げました。しか し、こうした武装闘争は、国民から非難されるところとなり、27年10月の衆院選では、党候補は全員落選しました。
 ところで現在、日本共産党 は、当時の暴力的破壊活動は「分裂した一方が行ったことで、党としての活動ではない」と主張しています。しかし、同党が20年代後半に暴力的破壊活動を 行ったことは歴史的事実であり、そのことは「白鳥警部射殺事件」(27年1月)、「大須騒擾事件」(27年7月)の判決でも認定されています。

■暴力革命の方針を堅持する日本共産党(警察庁)~警察と敵対してる党とかやばくない? PART2

5 日本共産党の現状
1 宮本議長の引退と「不破・志位体制」の確立
  平成9年9月の第21回党大会で、長期にわたって日本共産党のトップとしての地位に就いてきた宮本顕治議長が議長職から退き、以後、不破哲三委員長が党の 最高指導者として、志位和夫書記局長とともに党運営に当たることとなりました(12年11月の第22回党大会で不破委員長が議長に、志位書記局長が委員長 に就任)。
その後、10年7月の参院選では、これまでの得票を大幅に上回る約820万票を得て15議席を獲得しました。そして、次の衆院選で自民 党が過半数割れした際には野党暫定政権に参加する用意があることを強調し、同参院選後の首班指名選挙では、約38年振りに第1回投票から他党党首(菅民主 党代表)に投票したり、不破委員長が「暫定政権としては、安保条約にかかわる問題は凍結する」などとする日米安保条約凍結発言を行ったりしました。しか し、他の野党は、日本共産党を含めた政権構想には否定的な態度に終始しました。
 
 警 察 と し て は 、 引 き 続 き 日 本 共 産 党 の 動 向 に 重 大 な 関 心 を 払 っ て い ま す 。
 
警備警察50年 ◆現行警察法施行50周年記念特集号◆焦点 警察庁 第269号【第2章 警備情勢の推移】より
https://www.npa.go.jp/archive/keibi/syouten/syouten269/sec02/sec02_01.htm